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PRODUCT2026.07.01

OSTRICH x CATEYE コラボ オリジナルバッグシリーズ アズマ産業株式会社(オーストリッチ)の伊美社長インタビュー

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今回のコラボレーションは、キャットアイ社内の自転車愛好家たちが「自分たちが欲しいバッグを作りたい」という思いを持ったことから始まりました。
日々ライドを楽しむ社員だからこそ感じる「こんな機能があれば便利」「こんな形状なら使いやすい」というアイデアを形にするため、日本を代表するサイクルバッグメーカーであるオーストリッチへ協力を依頼。企画段階から両社で意見を交わし、細部の仕様まで何度も検討と試作を重ねながら、理想の製品づくりに取り組んできました。
今回は、その開発の経緯や製品へのこだわり、そしてコラボレーションに込めた思いについてアズマ産業株式会社(オーストリッチ)の伊美社長にお話を伺います。


1. コラボレーションの第一印象とメーカーとしてのこだわり
キャットアイ: 今回、弊社からコラボレーションのお願いをさせていただきましたが、最初にお話を持っていった時の率直な印象はいかがでしたか?

オーストリッチ: 正直なところを言うと、まずは「商売としていい仕事をもらえたな」という嬉しさがあり、ビジネスとしてしっかり成功させようと身が引き締まりましたね 。 それと同時に、私は元々コラボが大好きなんです。いつもと違う挑戦をするのはすごくワクワクしますし、「どんなアイデアが飛んでくるんだろう」と楽しみでした。当初想像していたものとは全然違いましたが、楽しくなりそうだなと感じました。

キャットアイ: 今回は丸投げとは真逆で、サイズの指定をミリ単位でお願いするなどかなり細かいリクエストを出させていただいたので、嫌がられないかハラハラしていました。

オーストリッチ: いやいや、物づくりをする以上、それは当然のことですよ。「ここをこだわりたい」という明確な意志がある方が健全ですし、メーカー同士だからこそ細部まで納得のいく意見交換ができたと感じています 。 確かに、リクエストが細かすぎて「一旦一晩寝かせて頭を冷やそう(笑)」と思う瞬間はありましたけど、苦では全くなかったです。コラボレーションと言っても「ここにポケットが欲しい」くらいの要望で終わることも多いですが、メーカー同士だとサイズや蓋の構造まで突き詰めて話せるので、非常にやりがいがありました。

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様々なサイズや形状の試作品

2. 特注バッグ開発における苦労と、職人のノウハウ
キャットアイ: 具体的に、今回の開発で特に大変だったポイントはどこですか?

オーストリッチ: 特注の「トップチューブバッグ」の"細さ"ですね。あの細さにすると、ミシンの取り回しが物理的にものすごく大変になるんです。狭いスペースでの作業になるので目視できない状態での縫製になりますし、作る前から難航するのは明らかでした。
実はこっそり5ミリくらい幅を増やして試作してみたんですが、キャットアイ側のこだわりがはっきりしていたので結局削りました。でも結果として、その細さがユーザーさんから非常に高く評価されたので、妥協しなくて本当に良かったと思っています 。

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キャットアイ: サドルバッグの方はいかがでしたか?

オーストリッチ: サドルバッグは比較的まっすぐ縫う工程が多いので、一見誰でも作れそうに見えるかもしれません。ですが、そこにはうちが長年蓄積してきた「ノウハウ」を有効に使っています。 例えば、「どこが最初に壊れやすいか」という点 。サドルレールに固定するベルトの付け根などは負荷がかかりやすいので、壊れない方向へ補強を入れるといった工夫をしています。これは自分自身が普段から自転車に乗っているからこそ分かる感覚ですね 。

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すべてのループは一度縫い付けたうえで縫製される

3. 製品に反映された隠れた工夫と新発見
キャットアイ: 今回、私たちが気づいていないかもしれない、伊美さんのアイデアで最終製品に反映されたポイントはありますか?

オーストリッチ: トップチューブバッグの蓋の被せ方や、バッグのラインですね 。いくつかのパターンを試しましたが、最終的には地面のライン(グランドライン)と平行になるように真横に配置しました。この方が圧倒的にカッコいい。ただ、少しでもズレると目立つので、縫製側としては技術が必要な仕様になっています。 あとは、コラム側のバンドが抜けないように真ん中を縫い留める工夫も、今回の開発の中で思いついて取り入れました。これはうちの通常ラインナップにも活かせる、良い勉強になりました。

キャットアイ: キャットアイ側のメンバーやアイデアが入ったことで、新しく形になった要素はありますか?

オーストリッチ: マグネット式のバックルの使用を提案してもらったのは大きかったです。これは今後のオーストリッチ製品でも使ってみたいパーツですね。また、今回のサドルバッグはうちの既存の最大サイズよりもさらに大きいのですが、実際に使ってみたら「容量を気にして荷物を取捨選択しなくていい」という素晴らしさに気づきました。私は元々走りを重視して「バッグは極力小さく、軽く」という思想だったのですが、のんびり走る分には後ろが多少重くても何の影響もないなと(笑)。自分のスタイルを見直す、新しい発見をさせてもらいました。

4.「夏の大冒険」
キャットアイ: 作り手の視点から見て、このコラボバッグはどんなライダーに、どう使ってほしいですか?

オーストリッチ: 一言で言うなら、「夏の大冒険」に使ってほしいです(笑)。 タイムを競う長距離のファストラン向けではなく、アベレージ18km/hくらいでのんびり走るファンライドの大人の方たちにこそ使ってもらいたいサドルバッグです。40代~50代の、少し時間とお金に余裕があって、知らない街へ1泊2日の輪行旅に出かけるような人にドンピシャで刺さってほしいですね。
【伊美社長のおすすめスタイル】
東京に住んでいる方が、新幹線で松本まで行って、そこから長野まで走って1泊し、軽井沢を抜けて帰ってくる。そういう贅沢な旅をするときに、このバッグを使ってほしい。リュックは背負わず、この大容量バッグに温泉セットなんかを詰め込んで、ワクワクする大冒険をしてほしいですね。ぜひ「#夏の大冒険」というタグをつけてインスタに投稿してほしいです。

5. 今後の展望
キャットアイ: この後も第3弾、第4弾と製品が控えていますが、今後のコラボも期待してよろしいでしょうか?

オーストリッチ: もちろんウェルカムですよ!いつでもやりましょう。

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出荷を待つ製品たち

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